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2011年6月 9日 (木)

2011年5月のFP技能士2級実技の振り返り

先月の試験から半月ほど経ちましたが、ようやく2級の実技試験を一通り解いてみました。

まずは、FP協会ときんざいの2級実技試験のページ数に、大きな違いがありました。
きんざいの実技試験の問題冊子は16ページですが、FP協会の実技試験は40ページです。FP協会のほうが試験の分量は多いのですが、これは毎回の特徴です。
ページ数の違いから、出題問題数にも違いが出ています。FP協会のほうが試験問題の量は多いですが、基本的事項を問う問題もそこそこあります。

つづいて試験内容の傾向について。
FP協会の試験問題では、キャッシュフロー表、確定申告書、保険証書、会社四季報など、身近な素材から出題される実践的な問題が多かったですね。
一方のきんざいの実技試験は、どちらかと言えば教科書的な出題が多かった印象です。FP技能士テキストに書かれている様々な制度の深い知識を問うものが多かったです。


きんざいの2級実技試験の全体的な所感について。

すでに述べたように教科書的な出題が多かったですので、試験範囲の内容を深く理解していることが重要です。さらに、きんざいらしく(?)マニアックな題材の問題もありましたね。介護保険の保険証の交付ルール、金投資の特定保管/消費寄託の方式、実質所得者課税の原則などなど。
計算問題もいくつかありましたが、多くの受験者が覚えていない、また知らない計算式を使って計算させる問題も出題されました(遺族厚生年金の計算式、不動産の等価交換方式の計算式)
使ったことのない計算式を前に、どうすれば正解を導き出せるか迷った人も多かったと思います。もちろん、最初から計算方法を理解していれば悩みませんが、そうでない人にとっては心理的ハードルは高くなるでしょう。
しかし問題文をよく読んでみると、正解を導き出すためのヒントがあります。そのヒントを活用できたかどうかが結果を左右することになったでしょう。
きんざい対策としては、未知の計算式を活用するという試験対策経験も、大切ですね。
さらには、改正された税法に関する出題がありました。常に最新の状況についても出題範囲になるとされていますので、改正前後のルールの違いも含めた勉強が必要ですね。


一方のFP協会での2級実技試験について。

こちらはきんざいとは多少雰囲気が異なり、どれだけ深く学習したかということよりも、FP技能士試験で学ぶ内容をどのように実生活に応用していくか、ということを問う問題が多かったです。
日ごろからマネーに関する話題に興味を持っている人、学んだ内容を実際に活用してみたり、また実務経験を伴っている人であれば、比較的とっつきやすい内容だったと思います。
FP協会での試験対策としては、テキストや問題集での勉強ばかりではなく、多くの実例に触れることも重要ですね。
実技試験全体で難易度はそれほど高くないという印象を持ちましたが、出題形式に慣れていないと戸惑う問題だったかもしれません。


まとめると、きんざい、FP協会の2級実技は、ともに難易度は高めであるという点は共通でしょう。1冊のテキストで勉強するだけでなく、それ以上の知識の拡充や、実生活への応用力も求められます。
ただ、試験の傾向には違いがみられるため、事前に問題集で多くの問題に触れ、どちらでの受験が向いているか判断できればなおよいですね。
今後2級実技を受けようと考えている人は、この点も考慮の上で、今後の学習に励んでいただきたいと思います。

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