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2012年12月 4日 (火)

後期高齢者医療制度に「被扶養者」はない

2012年9月に行われたFP技能士試験の問題の中から、受験者が間違えやすい問題、知識を整理していないと答えづらい問題、難問と判断した問題などを中心に解説しています。

市販FPテキストの6分野の順に問題の解説をしていきます。今回は「ライフプランニングと資金計画」の分野の解説をしています。

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2012年9月 FP技能士2級 学科試験 問3より

公的医療保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

4.健康保険の被保険者が後期高齢者医療制度の被保険者へ切り替わると、同時にその被扶養者は後期高齢者医療制度の被扶養者となる。

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この選択肢は不適切です。
健康保険制度とは異なり、後期高齢者医療制度には、被扶養者という概念がありません。
本選択肢のような状況になった時、健康保険の被保険者は健康保険制度から脱退することになります。そのため、健康保険制度の被扶養者であった人は、改めて国民健康保険の第1号被保険者となります。

当然、以後は国民健康保険料の支払いが発生しますし、市町村役場でその手続きを行う必要があります。

ですから、15歳以上離れた夫婦で、年上の方(夫または妻)が75歳になった時に、もう一方の人(60歳未満の妻または夫)が被扶養者であったなら、その被扶養者には国民健康保険の保険料負担が発生するということになるのです。
年の差婚のケースでは、注意しなければならない点ですね。

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