最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 後期高齢者医療制度に「被扶養者」はない | トップページ | 国民年金にある3種類の全額免除制度の違い »

2012年12月 5日 (水)

労災保険の給付について

2012年9月に行われたFP技能士試験の問題の中から、受験者が間違えやすい問題、知識を整理していないと答えづらい問題、難問と判断した問題などを中心に解説しています。

市販FPテキストの6分野の順に問題の解説をしていきます。今回は「ライフプランニングと資金計画」の分野の解説をしています。

===

2012年9月 FP技能士2級 学科試験 問4より

労働者災害補償保険の給付に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

3.労働者が業務上の負傷または疾病により死亡した場合、葬祭を行う者に葬祭料が支給される。
4.遺族補償年金の支給額は、遺族補償年金の受給権者と生計を同じくする受給資格者の人数にかかわらず、一律である。

===

3の選択肢は適切です。労災保険では、本選択肢のように葬祭料が支給される制度があるという点も理解しておきましょう。
それと、とても細かい点になりますが、業務上で死亡した場合には「葬祭料」と呼び、通勤時に死亡した場合には「葬祭給付」と呼びます。労災保険には様々な給付の制度がありますが、そのほとんどが、業務上の場合と通勤時の場合とで、給付の名称が異なっているのも特徴です。

4の選択肢は不適切です。遺族補償年金の支給額は、受給資格者の人数によって異なるからです。
ちなみに、遺族補償年金の受給順位は配偶者、子(18歳に達する年度末まで)、60歳以上の父母、孫(18歳に達する年度末まで)、祖父母、一定要件を満たす兄弟姉妹の順となっています。しかし、受給資格者すべてに支給されるわけではなく、受給資格者のなかで最も高順位の人にだけ支給されます。
一方で受給資格者が一人もいない場合は、遺族補償一時金が遺族に支給されます。

遺族補償年金の場合、受給権を失っても次順位の者に受給権が移る転給制度があるのも特徴です。

« 後期高齢者医療制度に「被扶養者」はない | トップページ | 国民年金にある3種類の全額免除制度の違い »

年金・社会保険」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。