最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 試験当日に、集中力を持続させるワンポイント | トップページ | FP技能士試験を受験された皆様、お疲れ様でした!17時頃に模範解答が発表されます »

2014年5月23日 (金)

[2級試験解説] 相続税の延納についての出題

本日は、2014年1月のFP技能士試験の過去問を解説いたします。
(中でも、多くの受験者が間違えやすい問題、試験対策テキストの記述が不足
している点に重点を置いて解説しています)

皆様のために、ややこしい内容も、分かりやすく解説していきます。
これを読んで、レベルアップしていきましょう!

===================

2014年1月 FP技能士2級 学科 問59より

 

1.(相続税の)延納期間は最高5年が原則であるが、相続により取得した財産に占める不動産の割合が75%以上の場合、不動産に係る相続税額の延納期間は最高20年となる。

 

この選択肢は適切です。
相続財産に占める不動産と自社株の割合が高いほど、延納の期限は長くなっています。
なかなか細かい内容ですが、たびたび延納の期限については出題されていますので注意してください。
詳細については、下記「3級2級の難問を解説」のページの中ほどに表形式でまとめています。
余裕があれば、あわせて参考にしてください。
http://money-study.net/fp/tisiki/6-inheritance-tax.htm
※PCスマホ両対応のサイトです

 

2.不動産を相続し延納を選択した場合、利子税が課され、かつ、利子税は不動産所得の金額の計算における必要経費とならないため、借入条件によっては、延納に代えて金融機関からの借入れにより相続税を一括納付することを検討してもよい。

 

この選択肢は適切です。
延納の制度自体の出題というよりは、実務上のポイントについて問う問題ですね。

相続税の延納を選択した場合、利子税を支払う必要があります。
本選択肢のように、利子税は不動産所得における必要経費にできません。しかし一方で、金融機関の借り入れの利息は不動産所得の必要経費にできます。
また、延納せざるを得ない場合であっても、延納の利子税と、民間のローンの金利とを比較し、金利で有利な方を選択することもできます。

以前は、延納の利子税の方が高く、民間ローンの金利の方が低いケースが多かったです。しかし最近は延納の利子税も年率1.2%程度に低下しています。
したがって現在は、延納の利子税と民間ローンの金利を比較することも検討に値するようになっています。

なお、民間のローンを選択したほうが事務手続きは簡略なものになりますが、借りられる期間や金額に制限がある場合もあるので注意が必要です。

以上のように、実務上は必要経費の有無、利息の違い、事務作業量を比較検討のうえで、どちらからお金を借りて税金対策をするかを検討すればよいかと思います。

延納の利子税の詳細については、下記「3級2級の難問を解説」のページでも解説しています。あわせて参考にしてください。
http://money-study.net/fp/tisiki/6-inheritance-tax.htm
※PCスマホ両対応のサイトです

« 試験当日に、集中力を持続させるワンポイント | トップページ | FP技能士試験を受験された皆様、お疲れ様でした!17時頃に模範解答が発表されます »

贈与・相続・事業承継・民法」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [2級試験解説] 相続税の延納についての出題:

« 試験当日に、集中力を持続させるワンポイント | トップページ | FP技能士試験を受験された皆様、お疲れ様でした!17時頃に模範解答が発表されます »