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2014年5月16日 (金)

[2級試験解説] 奥が深い、遺言のルール

本日は、2014年1月のFP技能士試験の過去問を解説いたします。
(中でも、多くの受験者が間違えやすい問題、試験対策テキストの記述が不足
している点に重点を置いて解説しています)

皆様のために、ややこしい内容も、分かりやすく解説していきます。
これを読んで、レベルアップしていきましょう!

===================

2014年1月 FP技能士2級 学科 問54より

 

1 .自筆証書遺言は 、遺言者がその全文 、日付および氏名を自書し、押印することによって成立するが、印鑑登録された実印で押印しなければ遺言書自体が無効となる。

 

本選択肢は不適切です。
自筆証書遺言では、実印に限らず、認印でも問題ありません。ただし本人の意思を強く証明するという点では、実印の方が望ましいと言えます。

ちなみに、公正証書遺言への押印は、遺言者の実印が必要です。
秘密証書遺言の場合は、自筆証書遺言の場合と同じく認印でも構いません。

 

2.公正証書遺言の作成時において、遺言者の配偶者が証人として立ち会うことはできない。

 

本選択肢は適切です。
配偶者に限らず、遺言者の推定相続人は、証人として立ち会うことはできません。
他にも、未成年者、推定相続人の配偶者や直系血族、4親等内の親族も、証人として立ち会うことはできません。

 

3.遺言者の死亡以前に受遺者が死亡していた場合は、遺言者がその遺言に別段の意思を表示していない限り、受遺者の代襲相続人が遺贈を受ける権利を承継する。

 

本選択肢は不適切です。遺贈の場合は相続の場合と異なり、代襲相続の効果はありません。
他に、相続と遺贈の場合とで違いが生まれる場合があります。これについては、公式サイトの「3級2級の難問を解説」のページにまとめて記載していますので、参考にしてください。
http://money-study.net/fp/tisiki/6-estate-division.htm
※PCスマホ両対応のページです。このページの中ほどに記載しています。

 

4.遺言者が自筆証書遺言と公正証書遺言の両方を作成していた場合は、公正証書遺言の作成日付が自筆証書遺言の作成日付よりも前であっても、公正証書遺言の内容が優先して有効とされる。

 

本選択肢は不適切です。これは過去に何度も出題されている内容ですね。
自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の種類に関係なく、後の日付で作成された遺言が優先されます。従って、公正証書遺言の内容を自筆証書遺言で撤回することも可能なのです。

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