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2014年8月28日 (木)

非上場株式の損益通算は、ちょっとややこしい

本日は、前回2014年5月のFP技能士試験の過去問を解説いたします。
(中でも、多くの受験者が間違えやすい問題、試験対策テキストの記述が不足
している点に重点を置いて解説しています)

皆様のために、ややこしい内容も、分かりやすく解説していきます。
これを読んで、レベルアップしていきましょう!

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2014年5月 FP技能士2級 実技(きんざい生保) 問11より

(1) Aさんは,上場株式の譲渡損失18万円について,非上場株式の譲渡所得の金額10万円と通算することはできないが,一定の要件を満たせば,譲渡損失の金額を翌年以後3年間繰越控除することができる。

この記述は不適切です。上場株式の譲渡損失を、非上場株式の譲渡所得で通算することは認められています。
上場株式と非上場株式との通算は、なかなかややこしいルールがあります。2級では難問に当たりますが、1級やCFPでは知っておくべき知識です。

まず、上場株式と、非上場株式との間で、損益を通算をすることは可能です。一方の譲渡損失を、もう一方の譲渡利益で相殺し、所得税を減らすことができます。

しかし、繰越控除については注意が必要です。通算後の上場株式の譲渡損失を、翌年以後3年間繰越控除することはできます。もう一方の、通算後の非上場株式の譲渡損失は、翌年に繰越控除することはできません。損失の繰越控除は、上場株式側だけに認められている制度である点に、注意してください。

ちなみに、平成28年(2016年)1月1日より、法改正に伴って、上場株式と非上場株式の損益の通算自体ができなくなります。しばらく先の話ですが、この改正があることも、知っておくとよいでしょう。

 

※今後も定期的に、前回試験の過去問解説を連載していきます。

 

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