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2014年9月10日 (水)

配偶者が死亡しても「婚姻関係」は継続するの?

本日は、前回2014年5月のFP技能士試験の過去問を解説いたします。
(中でも、多くの受験者が間違えやすい問題、試験対策テキストの記述が不足
している点に重点を置いて解説しています)

皆様のために、ややこしい内容も、分かりやすく解説していきます。
これを読んで、レベルアップしていきましょう!

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2014年5月 FP技能士2級 学科 問52より

【問題】
2.夫婦の一方が死亡しても、生存配偶者と死亡した者の血族との姻族関係は原則として継続する。

【解答と解説】
この選択肢は適切です。ただ、どちらかといえばFPの試験範囲というよりは、司法書士や弁護士の領域のような気もします。以下に解説をしますが、過去に出題はされていない内容ですし、直接FP試験の得点アップにはつながりにくい話ですので、参考情報としてとらえておいてください。

不幸にも配偶者が死亡した場合、本選択肢のように婚姻関係は終了せず、継続します。したがって、配偶者死亡後も法律上の婚姻関係が成立しているものとして、さまざまな法律上の解釈がなされることとなります。

わかりやすい直接的な影響としては、亡くなった配偶者側の両親などの親戚とも、法律上の親族関係は継続するという点です。したがって、配偶者側の親戚との間で扶養義務が発生する可能性は、残り続けることとなります。
(家庭裁判所の審判により、3親等内の姻族も扶養義務が発生する場合があります。昨日の解説も参照してください)

 

ちなみに、婚姻関係を終了させるためには、生存配偶者が「姻族関係終了届」を役所に提出する必要があります。この届は生存配偶者単独で行え、死亡配偶者の両親や親せきの承諾などは不要です。
たとえ後日に別の配偶者と結婚することになったとしても、この姻族関係終了届を出さない限りは、前配偶者との親族関係も継続することとなるのです。

以上概略ですが、婚姻関係を継続する/しないによる影響は、他にもいろいろなところにありますが、日常生活上はそれほどの違いは発生しません。より詳しいことを知りたい場合は、民法自体を学ぶ司法書士や弁護士の資格に、チャレンジしてみてくださいね。

 

※今後も定期的に、前回試験の過去問解説を連載していきます。

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【FP技能士3級・2級合格勉強会のご案内】
次回は、11月ごろと、来年1月ごろに開催予定です。日時が決まり次第、こちらでもご案内をいたします。

 

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