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2015年1月21日 (水)

【2級向け解説】相続税の納税についての3問

みなさま、こんにちは。
FP技能士3級2級合格勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

本日は、2014年9月のFP技能士試験の過去問を解説いたします。
(中でも、多くの受験者が間違えやすい問題、試験対策テキストの記述が不足
している点に重点を置いて解説しています)

皆様のために、ややこしい内容も分かりやすく解説していきます。
これを読んで、レベルアップしていきましょう!

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2014年9月 FP技能士2級 学科 問59より

【問題】

1.相続税の納税資金対策として、被相続人が生前に相続人に対して保険料相当額の金銭を贈与し、契約者(=保険料負担者)および死亡保険金受取人を相続人、被保険者を被相続人とする生命保険に加入する方法がある。

 

【解答と解説】

この選択肢は適切です。
本選択肢のように契約をすると、被相続人が死亡したとき、保険金は相続人に支払われます。保険金は、被相続人の死亡後に保険会社から迅速に支払われます。
この保険金を原資として、相続税の納税資金に充てることができるため、納税資金対策になるのです。

一方で、被相続人の銀行口座は凍結されるため、銀行口座にあるお金を相続人が受け取るためには遺産分割が完了しなくてはならず、迅速に納税に充てられるわけではありません。

ちなみにこの方法は、被相続人の財産が贈与によって減っていきますから、相続税の減税効果も同時に狙うこともできるのです。

 

【問題】

2.相続税の延納を選択する場合、延納の担保として提供することができる財産は、相続または遺贈により取得した財産に限られる。

 

【解答と解説】

この選択肢は不適切です。
延納の担保は、相続財産でもよいですし、相続財産でない財産でもかまいません。
ちなみに相続財産以外を担保にした場合も、その相続税評価額で評価額を算定します。

 

【問題】

4.相続税の納税資金に充てるため、相続人が相続開始前から所有していた不動産を売却する場合、所定の要件を満たせば、譲渡所得の金額の計算上、納付すべき相続税額のうちの一定の金額を取得費に加算することができる。

 

【解答と解説】

この選択肢は不適切です。
「相続開始前から所有していた不動産」を「相続によって取得した不動産」に直すと、正しい文章となります。いわゆる相続財産の取得費加算についての記述ですね。
あくまでも、相続によって取得した不動産が対象であり、それ以外の不動産は取得費加算は認められないのです。

 

※今後も定期的に、9月試験の過去問解説を連載していきます。お楽しみに!

 

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次回は3月中旬ごろに、下記の勉強会を開催します。
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