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2015年7月31日 (金)

[2級試験解説 やや難]ねんきん定期便に記載されている加入記録と年金額

みなさま、こんにちは。
FP技能士3級2級合格勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

本日は、2015年5月のFP技能士試験の過去問を解説します。
(多くの受験者が間違えやすい問題、試験対策テキストでの対策が難しい
問題を中心に解説しています)

ややこしい内容も分かりやすく、時には実例とともに解説していきます。
1点でも多く得点できるよう、皆様の学習補強に役立ててくださいね。

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2015年5月 FP技能士2級 学科 問10より

【問題】

2.「ねんきん定期便」には、国民年金の被保険者期間や厚生年金保険の被保険者期間が記載されているが、共済組合の組合員期間は記載されていない。

 

【解答と解説】

この記述は適切です。

ねんきん定期便に記載される内容は、その送付元である日本年金機構が把握している加入記録だけが記載されています。日本年金機構は、厚生年金に関する記録は保有していますが、公務員等の方が加入している共済年金の記録は保有していません。
共済年金の記録を保有している共済組合は、日本年金機構とは別組織であり、お互いに情報連携がなされていません。
そのため、ねんきん定期便には、共済年金の加入記録(組合員期間など)は記載されないのです。
共済組合の加入記録を知るためには、共済組合からの通知で把握したり、個別に問い合わせる必要があります。

 

【問題】

3.「ねんきん定期便」に記載されている年金額は、送付対象者の年齢にかかわらず、その者が現在加入している公的年金制度に60歳まで同じ条件で加入し続けたものと仮定して算出された金額となっている。

 

【解答と解説】

この記述は不適切です。

ねんきん定期便に記載の年金額は、50歳未満の方と50歳以上の方とで異なる計算式で算出されています。

まず、50歳未満の方は、その時点までの加入実績(「ねんきん定期便」でお知らせしている年金加入記録)を基に計算した老齢年金の額を表示しています。言い換えると、その時点以降、一切基礎年金も厚生年金も加入しなかった場合の年金受給額となります。
(なので、20代の方は非常に少ない金額しか記載されないことになります)

一方50歳以上の方は、本選択肢に記載の通り、現在加入している年金制度に60歳まで同じ条件で加入し続けたものと仮定して算出された金額となっています。
しかし一般的には、50歳以上になると年収が低下する傾向がありますし、早期退職する場合もあります。年収低下が現実となると、ねんきん定期便の通りの金額は将来受給できなくなる可能性もあるわけです。

この計算式の違いは、ねんきん定期便にも記載されています。
ご自宅に届いたねんきん定期便を事前にすみずみまで読んで理解していた受験者であれば、この問題は比較的簡単だったかもしれないですね。

 

問題の解説は以上です。
今後も過去問解説を連載していきます。お楽しみに!

 

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