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2018年10月10日 (水)

試験対策テキスト・問題集の選び方で、大切なポイント

次の試験の合格に向けて、勉強を始めていく方も多いことでしょう。
そんな方のため、本日はFP試験対策テキスト・問題集の選び方をお伝えします。
どの出版社の教材が良いのかについて、たくさん質問もいただいています。
みなさんにとって、それだけ悩みの多いテーマでもあります。

本日の内容はかなり長文ですので、時間のある時にじっくり読んでくださいね。

 

■学科対策の教材選び

学科試験は、全ての受験者で共通の内容です。
なので、基本的にはどの書籍・問題集も学科試験に対応しています。
しかし、実技試験にしか対応していないものも、少数ですが存在します。
購入時には、学科試験にも対応しているかどうかにも、念のためご確認下さい。

 

■実技試験対策の教材選び

実技試験は、いくつかある種類の中から1つを選択し、受験します。
実技試験対策の教材選びでは、ご自身が受験する実技試験に対応したテキスト・問題集であるかを十分ご確認のうえ、購入してください。
自分が受験しない実技試験の教材を誤って買ってしまうと、適切な試験対策ができず、高得点を狙う十分な学習ができなくなります。

どの実技試験に対応しているかは、テキストによりばらつきがあります。
きんざいの実技試験だけを対象とした書籍もあれば、FP協会の実技試験だけを対象とした書籍もあります。
表紙や目次をみても、どの実技試験に対応しているかの記載がないものもあるので、ご注意ください。
どの実技試験に対応しているのか不明確な書籍は、買わない方が無難でしょう。

なお、2級のきんざいの損保顧客と、きんざいの中小事業主の実技試験を受験する方は、さらに注意が必要です。
この2つの実技試験に対応した書籍はほとんど存在せず、大型書店にすらない場合もあります。手に入れるのに時間がかかる可能性もあるので、手配は早目に行いましょう。ネットで購入するのもお手軽です。

 

■世間の「おすすめ」書籍は、それほどあてにはならない

書店に行くと、FP試験対策のテキストや問題集はたくさん種類がありすぎて、どれを買えばよいか悩んでしまうほどです。

ネットで調べると、おすすめの書籍を紹介しているサイトがいくつもあります。
この本がいい!オススメ!など、書籍の比較サイトも山のようにあります。
一見すると、書籍選びで悩む受験者の強い味方のように思います。
しかしこれらの比較サイトは、それほどあてにならないと思った方が良いです。

なぜなら多くの比較サイトは、テキストの中身を詳細に分析していません。
合格後にいくつもの試験対策本を買って深読みする人は、普通はいません。
一般的には、単なるアフィリエイト目的で紹介しているものです。
受験者であるあなたのことを、真剣には考えてくれていません。
どんな理由であれ、あなたがクリックして実際に書籍を購入するなどのアクションを取らせて、収益を上げたいと考えている人たちなのです。

今や口コミが主流の時代ですから、ランキングや比較サイトを頼りにしたくなる気持ちもわかります。
ですが、上記の理由を割り引いて考えることが必要で、本当にあなたのためになっているのかを客観的な視点で考えてみてください。

 

■実際に複数社の試験対策テキストを比較してわかること

私は勉強会の運営に当たり、実際に複数社の試験対策テキストを読んでいます。
過去に出題された問題に対し、その問題の答えとなる記述がどの出版社のテキストに記載されているかを、調査もしています。

その調査を行っている私が感じていることを、お伝えします。

まず3級の試験対策テキストですが、どの出版社も大きな差はありません。
かなり乱暴な言い方をすれば、どの出版社の書籍を買っても合格できます。

一方の2級のテキストは、

・どの出版社も、過去問の6~8割ほどしかカバーできていない
・出題範囲を完璧の網羅したテキストは、存在しない
・だから、テキストに載っていないことも、毎回の試験で一定数は出題される

のです。言いかえると、お使いの試験対策テキストを使って勉強しても、知らない世界からの出題が全問題数の2~4割はあるということです。
2~4割と書きましたが、書籍によってばらつきがあります。
過去問の対応率が高い書籍もあれば、ガッカリするほど低いものもあります。
「カバー率95%」などとうたう書籍であっても、本当に95%をカバーしているわけではありません。
その理由は、その書籍中に目立たないように書かれてはいます。

試験本番では、まったく知らない世界からの出題であっても、消去法で選択肢を絞り込み、正解する確率を上げることはできます。
しかし試験対策テキストが十分に対応しきれていないがゆえに、テキストでしっかり勉強しても、やむなく不合格になる方が3級に比べて増えています。
これが、2級の合格率がかなり低くなっている最大の原因と考えています。

 

■読みやすい本ほど、抜けは多い

出版されている試験対策テキストはさまざまです。
ただ、概して言えることは、読みやすい本ほど抜けが多い、つまり実際の出題範囲に対する網羅率が低い、ということです。
ここでいう読みやすい本とは、ページ数が薄いもの、とにかくわかりやすさが重視されているもの、他社と比較して図やイラストの比率が高いものです。

これらの書籍は、スラスラ読めて内容もすぐに理解でき、サクサクと学習を進められる感覚になれるのが特徴です。
しかし読みやすくても、合格に必要な知識が得られないなら意味がありません。

試験勉強が後半に入ると、問題集や過去問をたくさん解く勉強をしていきます。
問題を解いたときに不正解になり、正しい知識をもう一度勉強しようと、テキストを読み直すことが増えてくるでしょう。

この時、抜けの多いテキストを使っている人は、該当の記述が「持っているテキストに全く載っていない」ことに、気が付くのです。
このような経験が重なると、「自分が買ったこのテキストで本当に合格できるのか?」と不安が増幅してしまいます。

抜けが多い本を選んでしまったことは、試験日が迫る頃になって気づくのです。
なので、テキストには情報量が必要であることを、ぜひ意識してくださいね。

 

■分厚い本は、網羅率が高い傾向がある

逆に、受験者がウンザリするような分厚いテキストや、絵や図が少なくひたすら文字で解説されているテキストは、試験への網羅率は高い傾向があります。
このテキストを読みこなし、隅々まで暗記できるなら、十分に合格を狙えます。

しかし、記述量が多いため、学習に時間がかかるというデメリットはあります。
それは学習時間を確保するなどの方法で乗り切らなくてはなりません。

 

■比較サイトに頼らず、あなたが直接比較すべき

すでにご説明した通り、「読みやすいテキストほど、得られる試験対策知識も少なくなる」ことを知っておいてください。
合格の可能性を第一に考えると、記述が多い書籍を私はお勧めしたくなります。

しかし受験者の皆様はそれぞれ、好きな学習法・得意な学習法が違います。
文字だけだと理解しにくいが、図や表があると一気に理解が進む方もいます。
分厚いテキストを好み、受験するなら満点を目指す!というモチベーションで勉強する人もいます。

ですので書店に足を運び、皆様が自分の目で、適した書籍を見つけましょう。
下記の項目を参考に、複数社のテキストを時間をかけてでも比較検討し、各人で自分なりの優劣をつけ、ご決断いただければと思います。

・情報量が他の書籍と比べて明らかに少ないものは、避ける。

・ある程度のマネー知識があれば、文字ばかりのテキストでも理解は進む。
文字だらけでも、軽く読んで抵抗感がなければ、選択肢の候補に入れる。

・わかりやすい図や表を重視したい場合は、「わかりやすい」「使えそう」と自分が感じた図が書かれているテキストを候補に入れる。

・数ページごとに練習問題が付いているなど、読んで理解したことをすぐにチェックできる仕組みを望むなら、その書籍を候補に入れる。
別の問題集や過去問を重点的に使うなら、練習問題は付属していなくてよい。

・テキスト内の赤字の部分を、付属の赤いプラスチックの暗記シートで隠しながら読めるタイプのものがよい場合は、候補に入れる。
ただし別途問題集で本格的に問題を解くつもりなら、気にしなくてよい。

・索引がないテキストは避ける。テキストで用語の意味を調べ直す場面が多々あるが、索引がないと該当ページを探せず、学習に支障が出る。

・問題集を買うときは、問題の解説がきちんと書かれているものを選ぶ。
解説が書かれてない本は、その問題を間違えたときに正しい知識を得られないので、結果的に「勉強していない」のと同じことになってしまう。

・古本屋での購入は原則として避ける。なぜなら年金の金額や税制の特例など、毎年ある制度改正に対応できず、誤った知識で学習してしまうため。
古本屋で節約できるお金より、再受験料の方が圧倒的に高いです。

・「スッキリ」「一発合格」などの宣伝文句や表紙のデザインは気にしない。
これらは受験者への配慮ではなく、本がたくさん売れるための配慮に過ぎない。
表紙の印象が良くても、中身がダメな本は買うべきではない。

 

以上、テキストの選び方の観点についてお伝えしました。
自分なりの基準でしっかりテキストを選べたら、それがあなたにとって最良の受験パートナーとなるに違いありません。
「他人の勧めではなく、あなたの本心で選んだものが最良である」
これから購入する方は、本日の内容も参考にして、選んでくださいね。

 

今回お伝えした内容と関連しますが、
・数ある実技試験の中で、どの実技試験を選べばよいか
・各社の試験対策テキストの良い点・悪い点と、悪い点をカバーする勉強法
は、近日に開催する「受験前に役立つ情報満載!FP技能士合格ガイダンス会」で詳しくお伝えしています。
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