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カテゴリー「贈与・相続・事業承継・民法」の128件の記事

2018年1月23日 (火)

第6分野「相続・事業承継」学習のポイント

「相続・事業承継」は、FP試験6分野の中で、最後となる分野です。
最後の分野なので、勉強が後手に回ってしまい、学習が手薄になりがちです。
実際、まだこの分野の学習を始めていない方もいらっしゃるでしょう。
もしそうなら、早めに学習を始めて、学習スピードも引き上げるなど、しっかり対策を取って下さいね。

相続のことを、これまでなんとなく意識していた人もいらっしゃるでしょう。
相続は、人生の中でそう何度も経験することではありません。
この分野の勉強によって、初めて知ることがたくさんあるでしょう。
相続や贈与に関するいろいろな用語の意味を覚えなくてはなりません。
計算問題にも対応できなくてはなりません。

最後の分野も、これまでの5分野と同じく、インプット学習とアウトプット学習を併用して、理解を深めていきましょう。
特段難しい分野でもありませんので、決してあきらめず、できるだけ得点を取れるよう、頑張って学習を進めて下さいね。

 

今、世間は相続ブームです。相続税が増税となり、いかに相続で損をしないかが、高齢者に限らず現役世代の関心ごとにもなっています。
相続に関する制度改正も毎年のようにあるので、相続セミナーも各地で頻繁に開催されています。
相続分野に進出するファイナンシャルプランナーも増えています。
ますますの高齢化社会を迎える中、役立つ知識がたくさん得られる分野です。

自分が親から相続するとき、またご自身が子供へ相続するときに、試験学習で学んだことをどう役立てられるか考えながら勉強すると、理解も深まるでしょう。
限られた時間で効率よく学習するためにも、この点を意識してみてくださいね。

 

過去問学習では、皆様がお使いの試験対策テキストに載っていないことが、出題されることもあるでしょう。特に2級はその傾向が強いです。
その場合は、公式サイトの「FP3級2級過去問 難問を解説」のページも活用して下さい。
試験対策テキストで解説が漏れがちな内容を、1000項目以上掲載しています。
利用は無料なので、ぜひご活用くださいね。

【FP3級2級過去問 難問を解説】
https://money-study.net/fp/tisiki/

 

さて、この分野での重要ポイントを、いくつか皆様に問いかけをいたします。
試験合格においては、ぜひとも「はい」と答えてもらいたいものばかりです。

あなたは、いくつ「はい」と答えられますか?

 

(3級2級共通)

■贈与税の基礎控除額、申告期限について、説明できますか?

■贈与税の配偶者控除の特例について、控除額と適用要件を説明できますか?

■相続時精算課税制度の概要と、適用を受けるための年齢要件、非課税額、非課税額を超えた場合の税率について、説明できますか?

■単純承認、限定承認、相続放棄のそれぞれについて、その概要、要件、申請までの期間、どこに申請するか、説明できますか?

■相続開始前3年間は、どのような取り扱いがなされているか、説明できますか?

■自筆証書遺言、秘密証書遺言、公正証書遺言のそれぞれの違いと特徴、メリットとデメリットを、説明できますか?

■法定相続人に子が含まれる場合、親が含まれる場合、兄弟姉妹が含まれる場合のそれぞれで、法定相続分を正しく計算できますか?

■指定分割、協議分割、調停・審判分割の特徴、違いを説明できますか?

■遺留分とは何か、遺留分の請求ができない法定相続人はだれか、遺留分を請求できる期間について、説明できますか?

■生命保険金の非課税額、死亡退職金の非課税額について、説明できますか?

■借地権、貸宅地、借家建付地、貸家建付借地権のそれぞれについて、その概要を説明でき、相続税評価額を計算できますか?

■小規模宅地等の特例について説明でき、特定居住用宅地、特定事業用宅地、貸付用宅地のそれぞれの場合における相続税評価額を正しく計算できますか?

■配偶者の相続税額控除の内容、適用要件、控除額を、説明できますか?

■相続税の申告期限と納税期限について、説明できますか?

■相続事例が与えられた時、納税すべき相続税の総額を正しく計算できますか?

 

(2級の方は、上記に加えてさらに下記についても確認してください)

■連年贈与、死因贈与のそれぞれの概要と、どのように贈与税が課税されるかを説明できますか?

■贈与の撤回、贈与契約の形態について、注意点も含めて説明できますか?

■贈与税と相続税のそれぞれで、延納と物納の取り扱いはありますか?
取り扱いがある場合、適用要件、評価額計算上の注意点を説明できますか?

■贈与税の配偶者控除の適用を受ける場合、現金贈与の場合と不動産贈与の場合のそれぞれで、控除される額を正しく計算できますか?

■法定後見制度と任意後見制度の制度の違い、それぞれの利用上の注意点、契約手順、後見人になれない人、後見監督人の役割など、後見制度の全体について説明できますか?

■養子と実子とで、相続上取り扱いが異なる点を詳しく説明できますか?

■自筆証書遺言で、無効となりがちな注意点を5つ以上、説明できますか?

■換価分割と代償分割の違い、それぞれの特徴、代償分割時の課税体系について、説明できますか?

■使用貸借されている土地の評価額を正しく計算できますか?

■複数の土地を一体利用している場合、逆に一つの土地を複数用途で利用している場合の評価額を、正しく計算できますか?

■類似業種比準方式、純資産価額方式、配当還元方式のそれぞれの特徴、違いを説明できますか? また、それぞれの方式で算出される株価を、どのような手法で下げられるか、事例を挙げて説明できますか?

■預貯金、債券、投資信託、上場株式、個人向け国債、建物、土地、自社株など、あらゆる資産の相続税評価額を正しく計算できますか?

■贈与税・相続税の納税猶予の特例制度の概要、適用要件、メリットとデメリットを説明できますか?(近年この制度に多くの改正があります)

■相続事例が与えられた時、各種非課税特例や税加算のルールも加味したうえで、納税すべき相続税の総額を正しく計算できますか?

 

以上の問いかけに「はい」と答えられる自信と知識があれば、試験当日には正誤を正しく判断でき、計算問題も解けるでしょう。
しかし「はい」と答えられないものが多ければ、お持ちのテキストや問題集でもう一度復習をして、試験当日までに備えてくださいね。

 

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■ 今後のFP技能士3級2級合格勉強会の開催予定
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次の5月試験に向けた勉強会を、下記日程で予定しています。
 ・3月中旬ごろ:受験前に役立つ情報満載!FP合格ガイダンス会
 ・5月上旬ごろ:FP2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
 ・5月中旬ごろ:FP3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会
開催1か月前頃に日時・場所を決定し、参加申込も受付開始します。
決定次第、こちらでご案内いたします。

<姉妹サイト FPスキル実践活用勉強会の日程>
●2018/2/17(土) 若者向け金融教育を体験し、実践できるようになろう

参加申し込み、詳細はこちらから!(※PCスマホ両対応のサイトです)
https://money-study.net/fp/session/

 

2018年1月21日 (日)

[2級試験解説 やや難]相続税・贈与税の納税猶予制度についての改正事項

本日は、2017年9月のFP技能士試験の過去問を解説します。
市販テキストに記述がないなど、日々の学習で対策しづらく得点しにくい
問題を中心に解説しています。
合格後のさらなる知識向上にも、役立てて下さいね!

 

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■ 2017年9月 FP技能士2級 実技(中小事業主) 問15より
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【問題】

「本制度(注:非上場株式等についての贈与税の納税猶予制度)は、後継者である受贈者(経営承継受贈者)が、非上場会社(認定贈与承継会社)の先代経営者である贈与者から、贈与によりその会社の株式等の全部または一定数以上を取得し、その会社を経営していく場合に、受贈者が納付すべき贈与税額のうち、猶予対象株式等に対応する贈与税の全額の納税が猶予される制度である。
本制度の適用を受けるためには、『中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律』に基づき、対象となる非上場会社が( 1 )の認定を受ける必要がある。
<中略>

 

【解答と解説】

( 1 )に入る文字は「都道府県知事」です。
とても細かい法改正事項にあたると思いますが、平成29年4月1日からは都道府県知事が認定を行うことになりました。
それ以前は、経済産業大臣が認定を行っていました。

 

問題の解説は以上です。

このようなちょっと難しい点を、こちらで補強し積み重ねていくことで、
合格ラインを超える力となっていきますよ。
今後も定期的に、過去問を解説していきます。お楽しみに!

 

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■ 今後のFP技能士3級2級合格勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
試験頻出の点、それなりに勉強しても間違えやすい点を補強し、
得点アップのポイントを短時間でたくさん学べる勉強会です。
学びは濃いですが、みんなで楽しく学べる和やかな雰囲気です♪

今後の開催日:
●2018/1/13(土) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●2018/1/21(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

<姉妹サイト FPスキル実践活用勉強会の日程>
●2018/1/14(日) 家計シミュレーションソフトで家計分析・改善をやってみよう
●2018/1/14(日) 保険見直しFP相談やってみよう(自分と家族の保障で板挟み編)
●2018/2/17(土) 若者向け金融教育を体験し、実践できるようになろう

参加申し込み、詳細はこちらから!(※PCスマホ両対応のサイトです)
https://money-study.net/fp/session/

 

2018年1月20日 (土)

[2級試験解説 やや難]非上場会社の株式評価における大会社の適用要件について

みなさま、こんにちは。
FP技能士3級2級合格勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

本日は、2017年9月のFP技能士試験の過去問を解説します。
市販テキストに記述がないなど、日々の学習で対策しづらく得点しにくい
問題を中心に解説しています。
合格後のさらなる知識向上にも、役立てて下さいね!

 

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■ 2017年9月 FP技能士2級 実技(中小事業主) 問13より
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【問題】

1.(平成29年1月1日以後において)評価しようとする株式の発行会社の規模区分の金額等の基準について、大会社および中会社の適用範囲が拡大され、直前期末以前1年間における従業員数が50人以上の会社は「大会社」とされた。

 

【解答と解説】

この記述は不適切です。
「50人」を「70人」に直すと正しい文章になります。

以前は判定の従業員数が100人でしたが、平成29年1月から70人に引き下げられました。

 

問題の解説は以上です。

このようなちょっと難しい点を、こちらで補強し積み重ねていくことで、
合格ラインを超える力となっていきますよ。
今後も定期的に、過去問を解説していきます。お楽しみに!

 

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■ 今後のFP技能士3級2級合格勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
試験頻出の点、それなりに勉強しても間違えやすい点を補強し、
得点アップのポイントを短時間でたくさん学べる勉強会です。
学びは濃いですが、みんなで楽しく学べる和やかな雰囲気です♪

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●2018/1/21(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

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参加申し込み、詳細はこちらから!(※PCスマホ両対応のサイトです)
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2018年1月18日 (木)

[2級試験解説 やや難]借家権の評価と権利金の関連性

本日は、2017年9月のFP技能士試験の過去問を解説します。
市販テキストに記述がないなど、日々の学習で対策しづらく得点しにくい
問題を中心に解説しています。
合格後のさらなる知識向上にも、役立てて下さいね!

 

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■ 2017年9月 FP技能士2級 学科 問58より
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【問題】

3.借家権は、この権利が権利金等の名称をもって取引される慣行のない地域にあるものについては、評価しない。

 

【解答と解説】

この記述は適切です。
多くの方は、建物を借りる時の権利金になじみがないと思いますので、少し詳しく解説します。

一般的に、居住用の建物を借りる場合には、この借家権のやり取りはありません。
(礼金を「権利金」と説明しているサイトもありますが、礼金のイメージとしての説明であり、相続税法に基づく説明ではありません)

したがって、賃貸住宅を契約してそこにお住いの方が亡くなった場合に、相続税の計算で「借家権」を評価することはありません。

一方、事業用の目的で建物を借りる場合に、あるまとまった金額を権利金として貸主(大家さん)に支払う場合があります。このようなケースで相続が発生した場合には、その借家権をテキストに載っている評価額で評価することになるのです。

 

問題の解説は以上です。

このようなちょっと難しい点を、こちらで補強し積み重ねていくことで、
合格ラインを超える力となっていきますよ。
今後も定期的に、過去問を解説していきます。お楽しみに!

 

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■ 今後のFP技能士3級2級合格勉強会の開催予定
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試験頻出の点、それなりに勉強しても間違えやすい点を補強し、
得点アップのポイントを短時間でたくさん学べる勉強会です。
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2018年1月17日 (水)

[2級試験解説 3級の方も参考に]教育資金の一括贈与特例の適用後、贈与者が死亡した場合の課税について

本日は、2017年9月のFP技能士試験の過去問を解説します。
市販テキストに記述がないなど、日々の学習で対策しづらく得点しにくい
問題を中心に解説しています。
合格後のさらなる知識向上にも、役立てて下さいね!

 

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■ 2017年9月 FP技能士2級 実技(個人顧客) 問14より
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【問題】

2.(直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税の特例に関して)孫GさんがAさんから贈与を受けた教育資金に関して、Aさんの死亡日における教育資金管理契約に係る非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額については、Aさんの相続に係る相続税の課税価格に加算される。

 

【解答と解説】

この記述は不適切です。
教育資金の一括贈与制度を利用した後は、贈与者が死亡した場合でも、この制度は終了せずに継続されます。
この場合、教育資金の一括贈与で贈与した財産は、贈与者の相続税の課税対象にもなりません。

贈与者の生死には関係なく、下記のいずれかの場合に教育資金の一括贈与制度は終了となり、「非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額」が課税対象となります。

この制度による受贈者(子や孫)が死亡した場合 ⇒
「非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額」が、受贈者の相続税の課税対象となります
(本問は、これとのひっかけであったともとらえられます)

この制度による受贈者(子や孫)が30歳に達した場合 ⇒
「非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額」が、受贈者の贈与税の課税対象となります。

教育資金口座の残高がなくなった(0円となった)場合 ⇒ 受贈者に贈与税が課税
「非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額」が、受贈者の贈与税の課税対象となります。

口座の残額がなくなったら、そもそも課税されないのでは?と思われたかもしれません。
これは、口座から教育資金と関係のない目的で引き出したケースを想定しているからなのです。
「口座の残高に課税」ではなく、きっちりと「非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額」を計算して、贈与税を課税することになっているのです。

 

問題の解説は以上です。

このようなちょっと難しい点を、こちらで補強し積み重ねていくことで、
合格ラインを超える力となっていきますよ。
今後も定期的に、過去問を解説していきます。お楽しみに!

 

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■ 今後のFP技能士3級2級合格勉強会の開催予定
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試験頻出の点、それなりに勉強しても間違えやすい点を補強し、
得点アップのポイントを短時間でたくさん学べる勉強会です。
学びは濃いですが、みんなで楽しく学べる和やかな雰囲気です♪

今後の開催日:
●2018/1/13(土) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●2018/1/21(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

<姉妹サイト FPスキル実践活用勉強会の日程>
●2018/1/14(日) 家計シミュレーションソフトで家計分析・改善をやってみよう
●2018/1/14(日) 保険見直しFP相談やってみよう(自分と家族の保障で板挟み編)
●2018/2/17(土) 若者向け金融教育を体験し、実践できるようになろう

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2017年9月 3日 (日)

第6分野「相続・事業承継」学習のポイント

「相続・事業承継」は、FP試験6分野の中で、最後となる分野です。
最後の分野なので、勉強が後手に回ってしまい、学習が手薄になりがちです。
実際、まだこの分野の学習を始めていない方もいらっしゃるでしょう。
もしそうなら、早めに学習を始めて、学習スピードも引き上げるなど、しっかり対策を取って下さいね。

相続のことを、これまでなんとなく意識していた人もいらっしゃるでしょう。
相続は、人生の中でそう何度も経験することではありません。
この分野の勉強によって、初めて知ることがたくさんあるでしょう。
相続や贈与に関するいろいろな用語の意味を覚えなくてはなりません。
計算問題にも対応できなくてはなりません。

最後の分野も、これまでの5分野と同じく、インプット学習とアウトプット学習を併用して、理解を深めていきましょう。
特段難しい分野でもありませんので、決してあきらめず、できるだけ得点を取れるよう、頑張って学習を進めて下さいね。

 

今、世間は相続ブームです。相続税が増税となり、いかに相続で損をしないかが、高齢者に限らず現役世代の関心ごとにもなっています。
相続セミナーも各地で頻繁に開催されています。
相続分野に進出するファイナンシャルプランナーも増えています。
ますますの高齢化社会を迎える中、役立つ知識がたくさん得られる分野です。

試験学習の際は、学んだ知識を自分の家族の場合にどう役立てられるか、考えながら勉強すると理解も深まるでしょう。
自分が親から相続するとき、またご自身が子供へ相続するとき、などなど。

限られた時間で効率よく学習するためにも、この点を意識してみてくださいね。

 

この分野でも、皆様がお使いの試験対策テキストに載っていないことが、出題されることもあるでしょう。特に2級はその傾向が強いです。
その場合は、公式サイトの「3級2級の難問を解説」のページも活用して下さい。
試験対策テキストで解説が漏れがちな内容を、1000項目以上掲載しています。
利用は無料なので、ぜひご活用くださいね。

【3級2級の難問を解説】
http://money-study.net/fp/tisiki/
※PCスマホ両対応のサイトです。

 

さて、この分野での重要ポイントを、いくつか皆様に問いかけをいたします。
試験合格においては、ぜひとも「はい」と答えてもらいたいものばかりです。

あなたは、いくつ「はい」と答えられますか?

 

(3級2級共通)

■贈与税の基礎控除額、申告期限について、説明できますか?

■贈与税の配偶者控除の特例について、控除額と適用要件を説明できますか?

■相続時精算課税制度の概要と、適用を受けるための年齢要件、非課税額、非課税額を超えた場合の税率について、説明できますか?

■単純承認、限定承認、相続放棄のそれぞれについて、その概要、要件、申請までの期間、どこに申請するか、説明できますか?

■相続開始前3年間は、どのような取り扱いがなされているか、説明できますか?

■自筆証書遺言、秘密証書遺言、公正証書遺言のそれぞれの違いと特徴、メリットとデメリットを、説明できますか?

■法定相続人に子が含まれる場合、親が含まれる場合、兄弟姉妹が含まれる場合のそれぞれで、法定相続分を正しく計算できますか?

■指定分割、協議分割、調停・審判分割の特徴、違いを説明できますか?

■遺留分とは何か、遺留分の請求ができない法定相続人はだれか、遺留分を請求できる期間について、説明できますか?

■生命保険金の非課税額、死亡退職金の非課税額について、説明できますか?

■借地権、貸宅地、借家建付地、貸家建付借地権のそれぞれについて、その概要を説明でき、相続税評価額を計算できますか?

■小規模宅地等の特例について説明でき、特定居住用宅地、特定事業用宅地、貸付用宅地のそれぞれの場合における相続税評価額を正しく計算できますか?

■配偶者の相続税額控除の内容、適用要件、控除額を、説明できますか?

■相続税の申告期限と納税期限について、説明できますか?

■相続事例が与えられた時、納税すべき相続税の総額を正しく計算できますか?

 

(2級の方は、上記に加えてさらに下記についても確認してください)

■連年贈与、死因贈与のそれぞれの概要と、どのように贈与税が課税されるかを説明できますか?

■贈与の撤回、贈与契約の形態について、注意点も含めて説明できますか?

■贈与税と相続税のそれぞれで、延納と物納の取り扱いはありますか?
取り扱いがある場合、適用要件、評価額計算上の注意点を説明できますか?

■贈与税の配偶者控除の適用を受ける場合、現金贈与の場合と不動産贈与の場合のそれぞれで、控除される額を正しく計算できますか?

■法定後見制度と任意後見制度の制度の違い、それぞれの利用上の注意点、契約手順、後見人になれない人、後見監督人の役割など、後見制度の全体について説明できますか?

■養子と実子とで、相続上取り扱いが異なる点を詳しく説明できますか?

■自筆証書遺言で、無効となりがちな注意点を5つ以上、説明できますか?

■換価分割と代償分割の違い、それぞれの特徴、代償分割時の課税体系について、説明できますか?

■使用貸借されている土地の評価額を正しく計算できますか?

■複数の土地を一体利用している場合、逆に一つの土地を複数用途で利用している場合の評価額を、正しく計算できますか?

■類似業種比準方式、純資産価額方式、配当還元方式のそれぞれの特徴、違いを説明できますか? また、それぞれの方式で算出される株価を、どのような手法で下げられるか、事例を挙げて説明できますか?

■預貯金、債券、投資信託、上場株式、個人向け国債、建物、土地、自社株など、あらゆる資産の相続税評価額を正しく計算できますか?

■贈与税・相続税の納税猶予の特例制度の概要、適用要件、メリットとデメリットを説明できますか?(近年この制度に多くの改正があります)

■相続事例が与えられた時、各種非課税特例や税加算のルールも加味したうえで、納税すべき相続税の総額を正しく計算できますか?

 

以上の問いかけに「はい」と答えられる自信と知識があれば、試験当日には正誤を正しく判断でき、計算問題も解けるでしょう。
しかし「はい」と答えられないものが多ければ、お持ちのテキストや問題集でもう一度復習をして、試験当日までに備えてくださいね。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後のFP技能士3級2級合格勉強会の開催予定
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得点アップのポイントを短時間でたくさん学べる勉強会です。
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2017年9月 2日 (土)

[2級試験解説 3級の方も参考に]未成年者の遺産分割協議への参加についての出題

本日は、2017年5月のFP技能士試験の過去問を解説します。
市販テキストに記述がないなど、日々の学習で対策しづらく間違えやすい
問題を中心に解説しています。
合格後のさらなる知識向上にも、役立てて下さいね!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2017年5月 FP技能士2級 学科 問55より
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【問題】

2.相続人が被相続人の妻、長女(遺産分割時において18歳)の2人であり、長女は相続開始前に婚姻している場合、長女は遺産分割協議に参加できる。

 

【解答と解説】

この記述は適切です。
未成年者は遺産分割協議には参加できません。未成年者がいる場合は、家庭裁判所によって特別代理人を選定し、その特別代理人が未成年者の代わりに遺産分割協議に参加することになります。

しかし、その未成年者が婚姻をしている場合には、成年とみなします。したがって本記述のケースでは、長女は成年とみなされ、自ら直接に遺産分割協議に参加できるのです。

ちなみに、相続税において未成年者控除という控除があります。
こちらは単純に年齢だけで判断をするため、婚姻をしていても、していなくても、20歳未満であれば相続税の控除を受けることができます。

 

問題の解説は以上です。

このようなちょっと難しい点を、こちらで補強してくださいね。
この積み重ねが、合格ラインを超える力となっていきますよ。

今後も定期的に、過去問を解説していきます。お楽しみに!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後のFP技能士3級2級合格勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
試験頻出の点、それなりに勉強しても間違えやすい点を補強し、
得点アップのポイントを短時間でたくさん学べる勉強会です。
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今後の開催日:
●8/27(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
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2017年9月 1日 (金)

[2級試験解説 3級の方も参考に]胎児は相続する権利を得られるか?

本日は、2017年5月のFP技能士試験の過去問を解説します。
市販テキストに記述がないなど、日々の学習で対策しづらく間違えやすい
問題を中心に解説しています。
合格後のさらなる知識向上にも、役立てて下さいね!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2017年5月 FP技能士2級 学科 問54より
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【問題】

1.相続開始時に胎児であった者は、すでに生まれたものとみなされ、相続権が認められる。

 

【解答と解説】

この記述は適切です。

一般的に、法律上の権利が生じるのは、出生している人に限られ胎児に権利はない、というのが法律の世界での原則です。
しかし相続と損害賠償の権利に関しては、胎児も「既に生まれている」とみなすことで、特別にその権利が胎児にも認められているのです。

以上が、試験対策で覚えておけばよい内容です。
以下では、実務上のお話を簡単にまとめています。試験対策とは直接の関係はありませんので、参考情報としてお読みください。

胎児がいた場合に、実際の相続現場でどのように遺産分割をすればよいのか、疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
相続開始時に胎児がいた場合には、実際の相続手続きはやや煩雑なものになります。

まず、胎児に相続権が認められるとは言いますが、その権利を行使できるのは出生後になります。
胎児の状態では、遺産を受け取れませんが、出生後になってから受け取れるのです。
さらに、出生後であっても、未成年者は遺産分割協議には参加できません。家庭裁判所で特別代理人を選定しなければなりません。つまり、特別代理人を巻き込んでの遺産分割協議となります。

相続税の世界でも、少しややこしい話があります。
相続後10か月以内の申告期限内に胎児が出生すれば、その子は相続税法上の相続人となるため、基礎控除額や生命保険の控除額における相続人の人数に含めて相続税の計算をします。

しかし申告書提出の時点で胎児のままであれば、その子は人数に含めて相続税の計算はできません。
ですが、胎児の状態の時にひとまず相続税の申告と納税を行い、胎児が出生後に相続人を一人増やした計算式で改めて相続税を計算し、更生の請求を行って税の還付を受けることもできます。

最後に、不幸にも胎児が死産となってしまった場合には、相続開始時にその胎児もいなかったものとして、遺産分割と相続税の納税を行うこととなります。

 

問題の解説は以上です。

このようなちょっと難しい点を、こちらで補強してくださいね。
この積み重ねが、合格ラインを超える力となっていきますよ。

今後も定期的に、過去問を解説していきます。お楽しみに!

 

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■ 今後のFP技能士3級2級合格勉強会の開催予定
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試験頻出の点、それなりに勉強しても間違えやすい点を補強し、
得点アップのポイントを短時間でたくさん学べる勉強会です。
学びは濃いですが、みんなで楽しく学べる和やかな雰囲気です♪

今後の開催日:
●8/27(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●9/2(土) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

<姉妹サイト FPスキル実践活用勉強会より>
●9/18(月・祝) FP家計診断やってみよう(1億円以上ある方の定年前リタイア編)

参加申し込み、詳細はこちらから!(※PCスマホ両対応のサイトです)
http://money-study.net/fp/session/

 

2017年8月31日 (木)

[2級試験解説 3級の方も参考に]離婚における財産分与を行える期限は?

本日は、2017年5月のFP技能士試験の過去問を解説します。
市販テキストに記述がないなど、日々の学習で対策しづらく間違えやすい
問題を中心に解説しています。
合格後のさらなる知識向上にも、役立てて下さいね!

 

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■ 2017年5月 FP技能士2級 学科 問52より
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【問題】

2.協議上の離婚をした者の一方は、離婚の時から1年を経過した場合、家庭裁判所に対して、財産分与に係る協議に代わる処分を請求することができない。

 

【解答と解説】

この記述は不適切です。

「1年」を「2年」に直すと正しい文章となります。
したがって、離婚による財産分与を希望する場合は、離婚のときから2年以内にそれを行わなければならないということになります。
このように、財産分与の期限があることを、理解しておきましょう。

 

問題の解説は以上です。

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今後も定期的に、過去問を解説していきます。お楽しみに!

 

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今後の開催日:
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2017年8月30日 (水)

[3級試験解説]相続3年以内の贈与と、贈与税配偶者控除との関係について

本日は、2017年5月のFP技能士試験の過去問を解説します。
市販テキストに記述がないなど、日々の学習で対策しづらく間違えやすい
問題を中心に解説しています。
合格後のさらなる知識向上にも、役立てて下さいね!

 

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■ 2017年5月 FP技能士3級 実技(個人資産) 問14より
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【問題】

1) (Aさんの相続が発生する3年以内に)妻BさんがAさんから贈与を受けた財産については、贈与時の価額から贈与税の配偶者控除の適用を受けた金額(特定贈与財産の額)を控除した価額によって、Aさんの相続に係る相続税の課税価格に加算する。

 

【解答と解説】

この記述は適切です。
贈与税の配偶者控除の適用を受けた金額は、被相続人の相続開始3年以内の贈与であっても、それは相続税の課税価格には加算しません。
しかしそれを超える贈与額については、「3年以内の贈与」の範囲に含まれることとなり、相続税の課税価格に加算することになるのです。

相続3年以内の贈与と、贈与税の配偶者控除とを組み合わせた出題だったので、ちょっと難しかったかもしれませんね。このように、FP試験で勉強する内容を、同時に複数組み合わさったケースも、実際にはたくさんあります。参考にしてくださいね。

 

問題の解説は以上です。

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今後も定期的に、過去問を解説していきます。お楽しみに!

 

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■ 今後のFP技能士3級2級合格勉強会の開催予定
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今後の開催日:
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